第5回リスクマネージメントセミナー
「神話か現実か?――ITの進化とそれを取り巻く増大するリスクの脅威とその対応策」
第6回は世界的最大手のリスクコンサルティング会社、ジャーディン・ロイド・トンプソン・グループ、JLTグローバルCTM (JLT Global Communications, Technology and Media Practice)副責任者、サム・ティルトマン氏を講師としてお迎えし「サイバー攻撃と経営リスク!ハッキングの被害者である会社の役員はどのようなリスクに直面しているか?」というテーマで開催させて頂きます。
ここ数カ月の間に世界中で注目されるサイバー攻撃が多数発生しました。とりわけグローバルに展開する企業にとって、ハッカーによる被害は極めて大きな経営リスク要因になってきています。今回は、これらのサイバー攻撃がもたらす経営上のリスク要因についての解説と、企業に甚大な経営被害をもたらした実際のサイバー攻撃の事例についてご紹介させていただきます。
日本企業はサイバー攻撃の被害者となった場合に一体どのようなリスクを覚悟しなければならないのでしょうか。今回のセミナーでは、会社経営陣だけでなく、会社の財務状況への影響も含めてこれらの出来事の重要性についてお話頂く予定です。
日時 | 2013年11月27日(水) 13:30~17:00 (13:00~受付開始) |
場所 | グランド ハイアット 東京 2階 Room【CORIANDER】 東京都港区六本木6-10-3 |
13:30 | 開会のご挨拶 |
13:30- | 「サイバー攻撃の現状と傾向・対応策」 トレンドマイクロ株式会社 サイバー攻撃レスポンスチーム 課長 飯田 朝洋 氏 |
14:00- | 「IT通信を取り巻く法規制と環境」 TMI総合法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士 五十嵐 敦 氏 |
14:30- | 「事故発生後の損害額の予想と数量化」 クロフォード・アンド・カンパニー グローバル・マーケッツ エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント マイケル・リーブス 氏 ファイナンシャル・アンド・フォレンジック・アカウンタント アジア・オペレーションズ・マネージャー スコット・レイチェル 氏 ※通訳付 |
15:00- | 休憩(コーヒーブレイク) 2階 Room 【CORIANDER / BASIL】 |
15:30- | 「ネットリスク対策と事故発生後の損害軽減策-ブランドを守る観点から」 株式会社電通 iPR局クライシスコミュニケーション部 松本 太 氏 |
16:00- | 「リスク移転の方法」 JLTスペシャルティ・リミテッド グローバル・コミュニケーションズ・メディア・アンド・テクノロジープラクティス パートナー兼CEO ピーター・ハッカー氏 チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミティッド日本支店 アリアンツ火災海上保険株式会社 ※通訳付 |
17:00 | 閉会のご挨拶 |
講師 | 飯田 朝洋 氏 トレンドマイクロ株式会社 エンタープライズビジネス統括本部 ソリューション事業本部 ソリューションSE部 サイバー攻撃レスポンスチーム 課長 |
講師略歴 | 2004年 システムインテグレータでシステム構築や運用保守に携わった後、 トレンドマイクロ株式会社に入社。企業向けの有償サポートや感染被害発生時のインシデント・オペレーション担当。 2007年 不正プログラムの収集や脅威傾向を分析するThreat Monitoring Centerに異動。不正プログラムの収集・傾向分析を担当。 2009年 Threat Monitoring Center課長。セキュリティTips for Today 連載(ITmedia Inc.)。内閣官房情報セキュリティセンター リスク要件リファレンスモデル作業部会構成員。 2010年 IPA 「新しいタイプの攻撃」の対策に向けた設計・運用ガイド 執筆協力 2013年 現職 |
講師 | 五十嵐 敦 氏 TMI総合法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士 |
講師略歴 | 1991年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業 1993年 最高裁判所司法研修所入所 1995年 東京弁護士会登録 TMI総合法律事務所勤務 2001年 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)ロースクール卒業(LL.M.) 2002年 ニューヨーク州弁護士資格取得 2002年 TMI総合法律事務所復帰 2003年 中央大学法学部兼任講師(~2007年3月) |
講師 | 松本 太 氏 株式会社電通 iPR局クライシスコミュニケーション部 部長 |
講師略歴 | 1991年 慶應義塾大学理工学部卒業、山一証券(株)に入社。 IRプランナー、アナリストとして顧客向けIRサポート業務などに従事。 1997年 山一証券自主廃業の経験より危機管理広報の重要性を再認識。その後、京セラ(株)に入社。 商品マーケティング・広報業務の他、京セラミタ(当時:現 京セラドキュメントソリューションズ(株))の再生プロジェクト等への参画等を通じ、危機管理対応コンサルティングに対する専門性を深める。 2001年 電通入社。 危機管理広報コンサルティングに携わる一方、官公庁、民間企業、各種団体での講演多数。 2005年 『コーポレート・レピュテ-ション』(東洋経済新報社刊)出版。 |
講師 | ピーター・ハッカー 氏 JLTスペシャルティ・リミテッド グローバル・コミュニケーションズ・メディア・アンド・テクノロジープラクティス パートナー兼CEO |
講師略歴 | 1987年 チューリッヒ保険 プロパティ&カジュアルティ インターナショナル・ビジネス アソシエイト・ディレクター 1996年 スイス・リー テレコム・メディア&テクノロジー・プラクティス・グループ アソシエイト・ディレクター 1999年 同上 ディレクター 2002年 現職 |
講師 | マイケル・リーブス 氏 クロフォード・アンド・カンパニー グローバル・マーケッツ エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント |
講師略歴 | 担当職務:事業開発及び全事業部門商品を対象としたクロス・セリング並びにグローバル・テクニカルサービス及び複合的巨額クレーム案件責任者 1976年 University of Wales卒業後保険会社勤務を経てトーマス・ハウウェル・グループ入社。初の海外案件として、1980年にジャマイカのハリケーンに係わるクレームを担当。 1982年 クロフォード・アンド・カンパニー入社。THGマレーシアのマネージング・ディレクターをつとめた後、スウェーデン、ノルウェー及びデンマークにおける事業立上げに携る。その後、クロフォード・グループのマーケティング・ディレクター、ヨーロッパ最高責任者、グローバル・リスク及び事業開発マネージング・ディレクター、英国オペレーションのシニア・ヴァイス・プレジデント、英国グローバル・リスク及びテクニカル・サービスのリージョナル・マネージング・ディレクター等を歴任。 |
講師 | スコット・レイチェル 氏 クロフォード・アンド・カンパニー ファイナンシャル・アンド・フォレンジック・アカウンタント アジア・オペレーションズ・マネージャー |
講師略歴 | 担当職務:金融リスク保険(利益保険、株式保険、身元保証保険及び製造物リコール保険含む) 1995年 シドニーにおける主要会計事務所にて、7年間金融監査の経験を積む。 2002年 保険に関連するフォレンジク分野(insurance forensic accounting)を担当、8年間の経験を積む。 2010年 クロフォード・アンド・カンパニー入社。 これまで携ってきた主要案件として、アジア地域をまたがる巨額な利益保険案件(2011年タイ洪水の際には200案件以上を担当)、機械保険案件、偶発的または悪意による異物混入事故案件等がある。 |