第32回コーポレートガバナンスセミナー
「先進企業と考える、外国人社外取締役選任の意義とメリット Vol.2」
日本企業の海外展開や海外企業買収が進む一方で、外国人社外取締役を選任する企業は、いまだ5%にも満たない(2018年7月時点での東証一部上場企業2092社中の割合)状況が続いています。
昨年も同テーマにて開催させて頂きましたが、今回は外国人社外取締役選任に先進的に取り組んでおられる企業、サッポロホールディングス株式会社 代表取締役会長 上條努様 ならびに これまで日本企業において社外役員としての経験が豊富である外国人社外取締役の方をお招きし、「先進企業と考える、外国人社外取締役選任の意義とメリット Vol.2」 というテーマにてさらに深くその価値を探ってゆくべくセミナーを開催させて頂きます。
日時 | 2019年3月4日(月) 13:15~ (12:50~受付開始) |
場所 | WTCコンファレンスセンター Room A 東京都港区浜松町2丁目4番1号(世界貿易センタービル3階) |
13:15 | 開会のご挨拶 |
13:15-15:45 | ご講演 サッポロホールディングス株式会社 代表取締役会長 上條努 様 ニューヨーク大学ロー・スクール US-アジア法研究所 客員研究員 ブルース・アロンソン 様 ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所 シニアカウンセラー アーサー M. ミッチェル 様 慶応義塾大学 商学部 特別招聘教授 ジョージ・オルコット 様 |
15:45 | 閉会のご挨拶 |
講師略歴 | 上條努 様 サッポロホールディングス株式会社 代表取締役会長 1976年3月慶応義塾大学法学部政治学科卒業。1976年4月サッポロビール株式会社入社。1996年9月サッポロビール飲料株式会社出向。2001年3月取締役営業企画部長、同年9月マーケティング部長。 2003年7月純粋持株会社移行に伴いサッポロビール飲料株式会社を新設。2003年9月取締役兼常務執行役員マーケティング本部長。2004年1月サッポロ飲料株式会社に社名変更。 2004年3月マーケティング本部長兼サプライチェーンマネジメント部長。2004年9月マーケティング本部長。2005年9月経営戦略本部長。2006年3月経営戦略・SCM担当役員兼サプライチェーンマネジメント部長。 同年10月事業開発・経営戦略・SCM担当役員。2007年3月サッポロホールディングス株式会社 取締役経営戦略部長。2009年3月同社常務取締役。 2011年3月同社代表取締役社長兼グループCEO 兼 サッポロ飲料株式会社 代表取締役社長。2012年3月サッポロホールディングス株式会社 代表取締役社長兼グループCEO。 2017年1月より現職。2017年6月田辺三菱製薬株式会社 社外取締役。2017年6月株式会社帝国ホテル 社外取締役。2018年6月東北電力株式会社 社外取締役。 |
講師略歴 | ブルース・アロンソン様 ニューヨーク大学ロー・スクール US-アジア法研究所 客員研究員 ボストン大学卒業及びハーバード大学ロースクール修了ニューヨーク法律事務所のパートナーを経て米国のクレイトン大学ロースクールの教授。 東京大学上級フルブライト研究員・客員准教授、 日本銀行金融研究所研究員、早稲田大学上級フルブライト研究員などを経験。2013年~2018年一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。2018年よりニューヨーク大学ロー・スクールのUS-アジア法研究所の客員研究員。 2017年6月よりエーザイ株式会社社外取締役。専門は、コーポレート・ガバナンスの比較研究。 |
アーサー M. ミッチェル様 ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所 シニアカウンセラー 44年を超える実務経験を有する米国ニューヨーク州弁護士。クロスボーダーM&A 取引、大型インフラストラクチャープロジェクトのファイナンス、クリーンエネルギー事業分野において豊富な経験を有する。 2007 年9 月ホワイト&ケース入所。2003 年からホワイト&ケース入所まで、アジア開発銀行 (ADB) のジェネラルカウンセルを務める。ADB では、公・民セクター借款、株式投資、政治的リスクの保証、債券融資など、 さまざまな観点から助言。 株式会社三井住友フィナンシャルグループ取締役。在日米国商工会議所理事。 |
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ジョージ・オルコット 様 慶応義塾大学 商学部 特別招聘教授 日立化成株式会社 社外取締役、株式会社デンソー 社外取締役、第一生命保険株式会社社外取締役、東海旅客鉄道顧問。JP Morgan Japanese Investment Trust (ロンドン上場の投信)取締役、 BlueOptima Limited (イギリスのスタートアップ)社外取締役。 2005年ケンブリッジ大学経営大学院(英国)にて博士課程修了。博士論文は外国資本及び支配による日本企業への影響について執筆。2013年までケンブリッジ大学経営大学院シニア・フェローを務め、 2010年から2013年まで東京大学先端科学技術研究センター特任教授を兼任。現在は慶応義塾大学商学部・商学研究科特別招聘教授を務める。 オックスフォード大学にて政治学、哲学及び経済学の学士号を取得後、キャセイパシフィック航空会社本社(香港)及び東京支社にて5年間勤務。フランスの欧州経営大学院(INSEAD)にてMBA取得後、 英国投資銀行SGウォーバーグ(現UBS)にて15年間勤務。その間10年は東京支社にて勤務し、3年はUBS機関投資家向け資産運用部門のUBS アセットマネジメント社(日本)の社長を務めた。 2001年ケンブリッジ大学経営大学院進学の為、UBSを退社。 2008年日本板硝子株式会社、2010年には損保ジャパン日本興亜ホールディングスに於いて社外取締役に就任。2014年には両社社外取締役を退任し、現在は株式会社デンソー、日立化成株式会社及び 第一生命ホールデイングズ株式会社にて社外取締役を務める。他にも多数の日本主要企業にて顧問を兼任。 主要な学術雑誌や新聞に論文を寄稿する他、『Conflict and Change: Foreign Ownership and the Japanese Firm』を2009年にケンブリッジ大学出版局より出版、2010年には同書日本語版 『外資が変える日本的経営』を日本経済新聞出版社より出版。 |