第35回コーポレートガバナンスセミナー

「デジタルトランスフォーメーションに向けて~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~」

今回は、経済産業省 大臣官房審議官(商務情報政策局担当)成田達治様を講師にお迎えし、 『デジタルトランスフォーメーションに向けて~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』 というテーマで開催いたします。

近年デジタル化の進展が急速に進んでいる中で、あらゆる産業において、新たなデジタル技術を利用して これまでにないビジネスモデルを展開する新規参入者が登場し、ゲームチェンジが起きつつあります。 こうした中で、各企業は、競争力維持・強化のために、デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation) をスピーディーに進めていくことが求められています。
※ DXとは:「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、 顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、 組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

このような中で、日本企業においては、多くの経営者がDXの必要性を認識し、DXを進めるべく、デジタル部門 を設置する等の取組が見られます。しかしながら、PoC(Proof of Concept: 概念実証)を繰り返す等、 ある程度の投資は行われるものの実際のビジネス変革には繋がっていないという状況が多くの企業に 見られる現状と考えられます。

デジタル社会にどう対応していくかは、あらゆる産業において今後の競争力を決しかねない重要な経営課題であり、 各社の取締役レベルでも十分に議論していくことが求められています。

経済産業省では、昨年9月、『DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』 を発表しました。本講演では、本レポートを踏まえ、現在の日本企業が直面している課題やそれを解決するため に押さえるべきポイントを中心に、その後の政策展開についてご紹介いたします。

※ 経済産業省『DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』
(平成30年9月7日) http://www.meti.go.jp/press/2018/09/20180907010/20180907010.html

日時2019年7月9日(火) 14:00~16:00 (13:30~受付開始)
場所WTC コンファレンスセンター Room A
東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界貿易センタービル3階
14:00開会のご挨拶
14:00-14:15「取締役会の実効性評価の新たな潮流」
酒井功
株式会社プロネッド 代表取締役社長
14:15-15:30ご講演
成田 達治 様
経済産業省 大臣官房審議官(商務情報政策局担当)
15:30-16:00Q&A
16:00閉会のご挨拶
講師略歴成田 達治 様
経済産業省
大臣官房審議官(商務情報政策局担当)

1992年4月(当時)通産省入省。2011年7月大臣官房 総務課政策企画官、2011年10月原子力損害賠償支援機構執行役員、 2012年8月日本貿易振興機構ニューヨーク事務所産業調査員、2015年7月大臣官房参事官、 2016年6月資源エネルギー庁長官官房総合政策課長、2017年7月商務情報政策局情報産業課長などを経て、2018年7月より現職。