第44回コーポレート・ガバナンス・セミナー

「取締役会実効性評価の現状と新たな潮流について」

4月7日に公表された「コーポレートガバナンス・コードと投資家と企業の対話ガイドライン」の改訂案では、取締役会のみではなく、委員会、個人に対する実効性評価の重要性が記載されています。また、今回の「コーポレートガバナンス・コード」改訂での対象とされませんでしたが、委員会や個人に対する実効性評価は、次回コード改訂に際しての検討対象として言及されています。

2015年に「コーポレートガバナンス・コード」が制定されて以来、多くの企業で取締役会実効性評価の実施は実務において定着しつつありますが、その内容は、コーポレートガバナンスを巡る議論を踏まえて、都度更新される必要があります。

そこで、今回のセミナーでは、プロネッドからのコーポレートガバナンス報告書に基づく上場企業における取締役会実効性評価の現状分析についてのご報告を行うとともに、日本監査役協会の元会長である伊東敏氏を講師にお招きして、取締役個人に対する評価についての考え方を中心に近時の取締役会実効性評価の潮流をお話いただきます。

また、昨年よりプロネッドが提供しておりますウェブ上での取締役会実効性評価実施のためのシステム「ボードレビュー・Online」に関して、システムのご説明とシステム内に使用されている質問の雛形(具体例につきましては下記をご参照ください)についてご説明させていただきます。
・ グループガバナンスの観点からの取締役会実効性評価
・ 事業ポートフォリオの観点からの取締役会実効性評価
・ DX推進の観点からの取締役会実効性評価
・ 取締役の個人評価

日時2021年7月29日(木) 14:00~16:00(13:30~受付開始)
場所場所 経団連会館402号室
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-2
テーマ「取締役会実効性評価の現状と新たな潮流について」
14:00開会のご挨拶
14:05-14:30調査報告
「取締役会実効性評価の現状~コーポレートガバナンス報告書の分析」
株式会社プロネッド 佐藤 勉
14:30-15:10ご講演
「取締役会実効性評価の潮流~取締役個人評価を中心として~(仮)」
日本監査役協会・元副会長 伊東 敏 様
15:10-15:35ボードレビュー・Online(取締役会実効性評価オンラインツール)への機能、設問(取締役個人評価、グループガバナンス、事業ポートフォリオ、DX等)の追加についてのご説明
株式会社プロネッド 武田 智行
15:35-15:50Q&A
15:50閉会のご挨拶
講師プロフィール伊東 敏 様
日本監査役協会 元副会長
株式会社日清製粉グループ本社取締役監査等委員
中央大学大学院商学研究科修士課程終了。アーサーアンダーセン勤務(1967~2001年)。アーサーアンダーセンパートナー(1978~2001年)。朝日監査法人代表社員(1993~2001年)。公認会計士第3次試験論文担当委員(2002~2006年)。中央大学会計専門大学院特任教授(2002~2007年)。公益社団法人日本監査役協会副会長(2012~2014年)。
花王株式会社、IMF、日本電気株式会社、株式会社三井住友ファイナンシャルグループ、三井住友銀行、株式会社日清製粉グループ本社の社外監査役等歴任(2004~2019年)。