第43回コーポレート・ガバナンス・セミナー
※緊急事態宣言の延長に伴い、本会は中止となりました※
「グローバル企業で導入が進むチーフ・エシックス・オフィサー(CEO)のあるべき姿とその役割」
今回は、数々の大企業にてグローバルエシックスアドバイザーとしての経験を有し、企業のWorld’s Most Ethical Company(世界で最も倫理的な企業)選出にご貢献されていらっしゃいますローヤン K.ドイ氏、ならびにChambers Asia-PacificおよびLegal 500誌によりLeading Advisor として選出されましたレイサムアンドワトキンス外国法共同事業法律事務所 外国法事務弁護士(ニュ-ヨ-ク州法)藤かえで氏を講師にお招きし、現在、日本企業において導入が迫られている「チーフ・エシックス・オフィサーのあるべき姿」をテーマに、その役割や導入がどのように本邦の多国籍企業の利益となり得るかについてご案内します。
ご両名様のプレゼンテーションに続きまして、パネルディスカッションでは、企業の第一線でコンプライアンスと倫理を担当されておられる、トップクラスの女性弁護士によるパネルディスカッションを行います。このセクションでは、株式会社LIXIL 執行役専務 君嶋祥子氏、武田製薬工業株式会社 グローバルエシックス&コンプライアンス 日本エシックス&コンプライアンスヘッド 平田千佳氏、株式会社ダウ・東レ 法務担当 執行役員 森季里(Suely Mori)氏をパネリストとしてお招きし、お話を頂きます。
日時 | 2021年5月13日(木) 13:30~16:30(13:00~受付開始) |
場所 | 東京国際フォーラム ガラス棟G409 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号 |
13:30 | 開会のご挨拶 |
13:30-14:30 | ご講演 / Q&A 「チーフ・エシックス・オフィサーの役割、および企業の既存コンプライアンスプログラムに倫理を追加するための4つの実践的留意点」 五常・アンド・カンパニー 社外取締役 ローヤン K.ドイ氏 |
14:30-15:30 | ご講演 / Q&A 「当局によるグローバル・ホワイトカラー犯罪取締りのトレンド:注意すべき主なリスク分野」 レイサムアンドワトキンス外国法共同事業法律事務所 外国法事務弁護士 藤かえで氏 |
15:30-16:30 | パネルディスカッション 「日本国内および国外の倫理(エシックス)およびコンプライアンス・プログラムのベストプラクティス」 パネリスト:※氏名昇順 君嶋 祥子氏 株式会社LIXIL 執行役専務 法務・コンプライアンス担当 兼 Chief Legal & Compliance Officer 平田千佳 氏 武田製薬工業株式会社 グローバルエシックス&コンプライアンス 日本エシックス&コンプライアンスヘッド 森 季里 (Suely Mori) 株式会社ダウ・東レ 法務担当 執行役員 The Dow Chemical Company日本及び韓国担当 リージョナル・カウンセル |
16:30 | 閉会のご挨拶 |
講師プロフィール | ローヤン K.ドイ氏 五常・アンド・カンパニー 社外取締役 1984年ワシントン大学(哲学学位)。1987年カリフォルニア大学法科大学院修了(法学士)。大学院修了後、米国の法律事務所にて保険・ビジネス訴訟等を担当。1994年に日本へ移住した後、日本語を習得し、破産、環境法に関する論文を出版。その後、シグナ傷害火災保険、エース保険、ACE INAにて法務・政府関連業務を担当。ステートストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニー(2001年5月〜2009年1月)では、VP/ジェネラルカウンセル(東京)、アジア太平洋インベスターサービスSVP/シニアリージョナルカウンセルを歴任。その後、2009年7月プルデンシャルホールディングオブジャパン㈱のチーフリーガルオフィサー、執行役員兼インターナショナルカウンセル就任。2013年4月にはプルデンシャルファイナンシャル インクのコーポレートチーフエシックスオフィサー、2017年6月には、国際保険チーフコンプライアンスオフィサーとして活躍した(~2019年3月)。2019年5月ヤマハ株式会社 グローバルリーガル、エシックス、コンプライアンスアドバイザー(2020年6月)。2021年1月より五常・アンド・カンパニー、社外取締役(現在に至る)。専門分野:法務、コンプライアンス、ビジネスエシックス、多文化管理、保険業界における規制及び取引関連、カストディバンキング、信託業務、バックオフィス、ミドルオフィスアウトソーシング、人事、資産管理、証券、FX、ISDA、取締役及び株主向けコーポレートガバナンス、訴訟、人事関連、苦情対応管理を含む法務リスク管理、高度に規制された環境における商品、サービスのリリースに際しての法務関連支援、当局や政策立案者に対するロビー活動、法務・コンプライアンス部門管理及び手続き、部門及び事業分野の買収及び統合。アジア太平洋、米国、南米、ヨーロッパでの実績。 |
講師プロフィール | 藤 かえで 氏 レイサム&ワトキンス外国法共同事業法律事務所 パートナー ニューヨーク州弁護士 ホワイトカラー犯罪弁護および内部調査担当 国際基督教大学卒業。Suffolk University Law School法学博士(J.D. )修了。米国ニューヨーク州弁護士資格取得(1997年)。外国法事務弁護士登録(第二東京弁護士会)(2007年)。TMI総合法律事務所勤務(1995~2001年)。ロープス&グレー外国法事務弁護士事務所勤務(2001~2020年)。レイサム&ワトキンス外国法共同事業法律事務所(2020年~)。Women’s White Collar Defense Association日本支部リーダー(2019年~)、テンプル大学ジャパンキャンパス・ロースクールのアジア・コンプライアンス・センターアドバイザリーコミッティーメンバー(2019年~)。 |
パネリスト プロフィール | 君嶋 祥子 氏 株式会社LIXIL 執行役専務 法務・コンプライアンス担当 兼 Chief Legal & Compliance Officer ニューヨーク大学ロースクール LL.M.課程(コーポレート・ロー)修了。弁護士(日本国1996年取得、米国ニューヨーク州2002年取得)。1996年4月長島・大野法律事務所(現・長島・大野・常松法律事務所)入所。2002年10月ゼネラル・エレクトリック・インターナショナル・インク日本支社 (雇用労働担当リーガル・カウンセル)。2009年9月日本GE株式会社 グローバル・グロース&オペレーションズ法務部 アソシエイト・ゼネラルカウンセル。2015年1月 株式会社LIXIL 執行役員 理事 Chief Compliance Officerとして就任。その後、2017年1月、同社 LIXIL Water Technologyビジネス Chief Compliance Officerに就任(兼務)。2019年2月 東京エレクトロン株式会社 (法務・コンプライアンス本部副本部長、Chief Compliance Officer)。2020年4月株式会社LIXILグループ 執行役専務 法務・コンプライアンス担当 兼Chief Legal & Compliance Officerに就任。同年6月には株式会社LIXIL取締役 専務役員 Chief Legal & Compliance Officerに就任(兼務)。同年12月より現職、現在に至る。対外活動:第一東京弁護士会(1996年4月から現在に至る)。労働法制委員会(2006年4月~2017年3月)。在日米国商工会議所(2002年から2014年12月)。HRマネジメント委員会 労働市場流動化部会 共同代表(2007年から2009年)。海外直接投資タスクフォース(2013年12月から2014年12月)。東京簡易裁判所所属民事調停委員(2011年4月から2016年3月)等。 |
パネリスト プロフィール | 平田 千佳 氏 武田薬品工業株式会社 日本/JPBU エシックス&コンプライアンスヘッド 2018年6月入社。日本ビジネス拠点、ジャパンファーマ ビジネスユニットのエシックス&コンプライアンス部門を統括し、企業倫理およびコンプライアンスを統括する。リスクマネジメントのためのガバナンス、コンプライアンス遵守にとどまらない高い企業倫理の醸成等、日本企業のグローバル化に向けて、リーダーシップを発揮している。同社のエシックス&コンプライアンスのグローバルリーダーシップチームの一員として、様々なグローバルプロジェクトを主導する。日本および米国において、外資系法律事務所や外資系金融機関において勤務し、法務およびガバナンス分野の要職を歴任してきたほか、三十代から経営会議や役員会の一員として活躍してきた。前職の大手外資系保険会社では、執行役常務として経営に参画しつつ、法務部門が経営陣のパートナーとして活躍する変革を進めた。多様なタレントの採用・養成、国、部門を超えたマネージメント経験、パブリックスピーキングの経験が豊富である。現在ジャパン・インハウス・カウンセル・ネットワークの理事をつとめるほか、トーストマスターズ・インターナショナルの会員として長く活動している。ニューヨーク州弁護士。 |
パネリスト プロフィール | 森 季里 (Suely Mori) 氏 株式会社ダウ・東レ 法務担当 執行役員 The Dow Chemical Company日本及び韓国担当 リージョナル・カウンセル ポモナ大学 (Pomona College, Claremont, California USA)卒業(BA Microbiology)。サンディエゴ大学法科大学院 (University of San Diego Law School)修了(JD 法学士)。米国ワシントンDC弁護士資格取得(1990年)。サンパウロ ブラジル グローバル法律事務所 外国法カウンセル(1986年9月~1987年12月)。東京 法律事務所 アソシエイト(1990年3月~1995年3月)。日本SGI株式会社リーガル・カウンセル(1995年3月~1996年3月)。ダウコーニングアジア株式会社 アジア地域カウンセル(1996年3月~2005年4月)東レ・ダウコーニング株式会社 アジア・ラテンアメリカ地域法務部担当 アソシエイト・ゼネラルカウンセル(2005年4月~2016年6月) Asia Area Vice President (兼務)(2007年) Executive Director of Geographic Governance & Compliance (兼務)(2011年4月)。マルチベース・インド株式会社 社外取締役(2015年2月~2019年3月)。東レ・ダウ株式会社 日本・韓国地域法務部 リージョナルカウンセル(2016年6月~)。米国 ヘムロックセミコンダクターコーポレーション Corporate Secretary & General Counsel(兼務)(2017年7月~2018年9月)。 |