株式会社プロネッド主催 第2回ボード・アカデミー
『ボード・アカデミー(取締役研修講座)』
この度、株式会社プロネッドは、2014年度『ボード・アカデミー(取締役研修講座)』を開催させていただくことになりました。
『ボード・アカデミー』(取締役研修講座)は、企業の次世代を担う経営幹部候補の方々を対象に、取締役の経営力強化を目的とした短期集中型の経営研修講座です。
今年度は、基調講演でご講義頂くオリックス株式会社 シニア・チェアマン 宮内義彦氏を皮切りに、9月25日(木)・26日(金)の2日間にわたって各分野において日本を代表する専門家の方々にご登壇頂きます。
オリックス株式会社 シニア・チェアマン 宮内 義彦 氏
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授 伊藤友則 氏
GCAサヴィアン株式会社 代表取締役 渡辺 章博 氏
株式会社東京証券取引所 常務取締役 静 正樹 氏
弁護士・国広総合法律事務所 パートナー 國廣 正 氏
日本経済新聞社 東京本社編集局 編集委員 渋谷 高弘 氏
双方向の議論を含む参加型の講義を予定としており、上場企業の取締役として最低限求められる経営知識を習得すると共に、日頃の課題、疑問に思われている事等を解決される絶好の機会となります。
とりわけ、技術・営業等出身の役員の方で、日頃、法律・財務・M&Aの専門分野に接する機会の少ない方にとっては、2日間で効率的にエッセンスを学ぶことができる構成となっております。
≪株式会社プロネッド共催『ボード・アカデミー』≫
日 時: 2014年9月25日木曜日ならびに9月26日金曜日の二日間
場 所: WTCコンファレンスセンター Room B1
(東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル3階)
第1日目
【2014年9月25日(木)】 (※昼食付)
09:00~ 10:30 | <開会のご挨拶> 酒井功 株式会社プロネッド 代表取締役社長 |
10:00~ | <基調講演> 「グローバル時代における企業経営」 宮内 義彦 氏 オリックス株式会社 シニア・チェアマン |
日本企業の多くが急速な海外展開に舵を切る中で、コーポレート・ガバナンス体制のグローバル化は著しく遅れているというのが実態と言わざるをえません。グローバル市場における競争において、日本企業に求められている企業経営のポイントについて講演します。 | |
10:30~ 12:30 | <財務経理トラック> 「企業価値と経営効率の向上を目指した連結経営のあり方」 藤田 純孝 氏 日本CFO協会 理事長 |
講師略歴 | 宮内 義彦 氏 1958年3月関西学院大学商学部卒業。1960年8月ワシントン大学経営学部大学院修士課程(MBA)卒業。1960年8月日綿實業株式会社(現双日株式会社)入社。1964年4月オリエント・リース株式会社(現オリックス株式会社)入社。1970年3月同社取締役。1980年12月同社代表取締役社長・グループCEO、2000年4月代表取締役会長・グループCEO就任。2003年6月同社取締役兼代表執行役会長・グループCEO就任。2014年6月より現職。現在、株式会社ACCESSならびに株式会社ドリームインキュベータの社外取締役を兼務。 |
11:30~ | <昼食> |
12:30~ | <コーポレートファイナンストラック> 「企業経営とコーポレートファイナンス」 伊藤 友則 氏 一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授 |
資本コスト、資本構成、株価の決定要因など企業経営にとって必須のファイナンス理論とその実践をオリックス社のケースを通して考察していきます。 | |
講師略歴 | 伊藤 友則 氏 1979年3月東京大学 経済学部卒業。同年4月東京銀行(現東京三菱UFJ銀行)入行。同行国際企業部、資本市場第一部、ニューヨーク支店などにて勤務。東京銀行在職中、1984年6月よりハーバード・ビジネススクールに留学、経営学修士号(MBA)を取得。その後、1995年3月スイスユニオン銀行(現UBS)東京支店に入社、1998年6月よりUBS証券会社 投資銀行本部長に就任。2011年4月より一橋大学大学院国際企業戦略研究科 特任教授。2012年10月より現職。 |
14:30~ | <休憩> |
15:00~ | <M&Aトラック> 「M&Aとガバナンス―ケーススタディを通じて」 渡辺 章博 氏 GCAサヴィアン株式会社 代表取締役 |
今日の企業経営において、株主価値を大きく左右するM&A関連の経営判断は極めて重要です。取締役には株主価値の観点から冷静かつ客観的にその経営判断を下すことが求められています。本講座では、取締役の「共通言語」として身につけておくべき最低限不可欠なM&Aに関する知識の習得を目的としています。 | |
講師略歴 | 渡辺 章博 氏 中央大学商学部会計学科卒業。平和共同事務所にて主に企業の上場準備企業の監査を手掛けた後、1982年に単身、米国に渡りKPMGニューヨーク事務所にて日本企業の米国進出のためのM&A業務に従事。1994年帰国、KPMGコーポレイトファイナンスの共同代表としてM&A案件のアドバイザリーや企業価値評価・買収監査等のサービスを提供。2002年4月にGCA株式会社を創業。2006年東証上場(2012年9月に東証1部へ昇格)、2008年米国サヴィアン社と経営統合し、GCAサヴィアン株式会社代表取締役に就任、現在に至る。 |
17:00 | <閉会> |
第2日目
【2014年9月26日(金)】
10:00~ | <ガバナンストラック> 「企業価値の向上とコーポレート・ガバナンス」 静 正樹 氏 株式会社東京証券取引所 常務取締役 |
コーポレート・ガバナンスの強化は、政府の成長戦略の中でもうたわれています。「企業価値を向上させる」とは具体的にはどういうことか、企業価値の向上のために何故コーポレート・ガバナンス強化が必要なのかという観点から講演します。 | |
講師略歴 | 静 正樹 氏 1982年早稲田大学法学部卒業。同年4月東京証券取引所入所。同所上場部、財務部、経営企画部にて勤務。2007年6月同所執行役員就任後、常務執行役員を経て2013年6月より現職。 |
11:30~ | <昼食> |
12:30~ | <リスクマネジメントトラック> 「企業経営者のためのリスク管理の実務 ~不祥事の予防から危機管理まで~」 國廣 正 氏 弁護士・国広総合法律事務所 パートナー |
経営者にとって企業価値を大きく損なうコンプライアンス上のリスク(不祥事リスク)への対応は避けて通れない重要な問題です。そこで、この講演では、多くの失敗例、成功例を題材に、不祥事の予防から万一不祥事が発生した場合の危機管理対応まで、実務的な観点から経営者がとるべき対応について検討を加えます。 | |
講師略歴 | 國廣 正 氏 東京大学法学部卒業。専門分野は、危機管理、企業のリスク管理体制構築(コンプライアンス・コーポレートガバナンス・内部統制)、会社法、金融商品取引法、独占禁止法など。多くの大型訴訟(取締役責任追及訴訟、株主代表訴訟など)、重大企業不祥事の危機管理(広報対応も含む)、第三者委員会調査などを手がける。現在、東京海上日動火災保険株式会社 社外取締役、三菱商事株式会社 社外監査役、内閣府顧問(法令遵守対応室法令顧問)、消費者庁顧問(法令遵守調査室法令顧問)。著書に『修羅場の経営責任 今、明かされる「山一・長銀破綻」の真実』(文春新書)、『それでも企業不祥事が起こる理由』(日本経済新聞出版社)、『内部統制とは、こういうことだったのか』(日本経済新聞出版社)など。 |
14:30~ | <休憩> |
15:00~ | <メディアトラック> 「経営者のコンプライアンス・リスク管理~不祥事の予防から危機管理まで~」 渋谷 高弘 氏 日本経済新聞社 東京本社編集局 編集委員 |
企業価値を大きく損なうコンプライアンス上のリスク(不祥事リスク)。不祥事の原因や実態は様々ありますが、経営者にとって避けては通れない重要な問題です。そこで、この講演では大手メディアの現役編集委員の視点で、数多くの失敗例、成功例を題材して取り上げ、不祥事の予防から、万一不祥事が発生した場合に経営者がとるべき実務的な危機管理対応について検討を加えます。 | |
講師略歴 | 渋谷 高弘 氏 1990年早稲田大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。産業部、証券部、法務報道部の記者として知的財産権問題、訴訟、企業の法務・不祥事、コーポレート・ガバナンス問題などを担当。01~05年に「発明対価200億円判決」で一世を風靡した青色発光ダイオード訴訟をカバー。07年より編集委員。09年一橋大学大学院国際企業戦略研究科修了。主な著書:『特許は会社のものか』(日本経済新聞出版社)『会社の強みが企業を壊すとき』(同、共著) |
16:30~ | <総括> |
17:00 | <閉会のご挨拶> 酒井功 株式会社プロネッド 代表取締役社長 |