ボード・レビュー(取締役会に関するコンサルティング)

御社の取締役会は経営に大きく貢献していると言えますか。取締役会のあり方に疑問をお持ちになることはありませんか。多くの日本企業では、以下のような問題意識を持つ幹部の方々が数多くいらっしゃいます。

  • 取締役会の社内での役割が明確でない。経営会議との役割分担が明確でない。
  • 執行役員制を導入して取締役に人数を減らしたが、取締役会の位置づけが中途半端になってしまった。
  • 取締役会が単なる報告会になっている。意思決定のための実質的な議論がなされていない。
  • 取締役会で批判的な意見を言うことが憚られるような雰囲気がある。
  • 各取締役が部門の利益代表で、全社的見地の議論がなされにくい。社内出身の取締役が発言するのは自部門の案件のときだけ。
  • 取締役内部における上下関係により、チェック機能がはたらかない。
  • 業界・社内の伝統・慣例に基づく議論が目立つ。もっと自由な発想・アイデアを取締役会の中に活かせないか。
  • 執行役員の中に取締役と非取締役の執行役員がいる。社内出身の取締役はどのような基準で選べばよいか。
  • 社外取締役を選任したが、あまり大きなメリットが出てきていない。せっかくの社外取締役の経験・知識を経営上活用する方法はないものか。

ボード・レビューでは、取締役及び執行役員に対するインタビューを通じて、当該企業が直面する経営課題を克服しその企業の戦略を実行する為に最も相応しい取締役会のあり方へのロードマップを明らかにしてゆきます。エンロン、ワールドコムの事件以後、"外形標準"だけのベスト・プラクティスを導入しても、取締役会の有効性は改善しないとの認識が定着しています。社外取締役を1、2名選任しても問題の解決にならないのは明らかです。そこで、弊社のボード・レビューでは、取締役会のデザイン、望ましい役員構成、運営プロセスなどの観点から取締役会のあるべき姿を検討し、企業に対してValueをCreateする取締役会のあり方を提案いたします。

具体的には、以下のような問題点を、クライアント企業の経営者、取締役、執行役員の方々と共に考えてゆきます。
  1. 取締役会に求められる役割は何か。 取締役会には監督だけを期待するのか、あるいは積極的なアドバイス、意思決定も期待するのか。
  2. 社内において取締役会をどのように位置づけるか。取締役会、経営会議、社長・会長との間でどのように役割を分担するのか。
  3. 取締役会の適正な規模は。社外取締役の数は何名程度がよいのか。
  4. 取締役会のリーダーシップをどう考えるか。議長とCEO(社長)を分けるべきか。社外取締役の取りまとめ役を置く必要があるか。
  5. 監査役会社においては、どのような委員会を持つべきか。
  6. 社外取締役にどのような経験・能力・行動様式を求めるべきか。
  7. 社内出身の取締役はどの様な基準に基づいて選任すべきか。
  8. 社外取締役の貢献を高めるためにどのような工夫が必要か。情報提供の仕組みはどうあるべきか。率直で自由な意見交換をどのように実現するか。
  9. 個々の取締役及び取締役会全体の有効性をどのように評価すればよいか。

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